北陸~東北地方で大雨が続き、
新潟県では過去数年間で最も土砂災害の危険性が高まっています。(臨時情報)
「平成16年7月新潟・福島豪雨」の時の総降水量は
・守門岳663ミリ・栃尾563ミリ・長岡340ミリ
・宮寄上490ミリ・津川420ミリでした。
去年の北陸地方の梅雨期間は6月10日~7月22日。
豪雨は7月12日から18日にかけてで、梅雨明け直前の大雨だったんです。
今年は梅雨入り直後に「新潟県で大雨の降りやすい状況」(新潟地方気象台)
(梅雨前線が停滞+高気圧の縁辺を回って暖かく湿った空気が流れ込む)
となって大雨が続き、多い所では降り始めからの降水量が300ミリを超えています。
今後、梅雨前線の南下に伴って大雨の範囲も南に下がりますが、
地盤の緩んでいる所では少しの雨でも災害に結びつきやすくなります。
河川の増水や土砂災害等に厳重な警戒が必要です。
【山崩れ、がけ崩れが発生する時の前兆】(NHK気象ハンドブックより)
・斜面のひびわれ、変形がある
・地下水やわき水が止まる
・異様な音やにおいがする
・多量の濁った水が噴き出す
【土砂が広がる範囲】は斜面の高さ×2~3倍です。
一方、西日本では雨の少ない状態が続き、
長崎県佐世保市では7月2日から給水制限が実施されるそうです。
毎日新聞に「まだら列島」という記事がありましたが、
今年は本当に降る所と降らない所がハッキリしすぎていますね。