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予報用語も衣替え?

今日から、気象庁の新しい予報用語が使われるようになりました!

予報は毎日5時・11時・17時に発表されるんですが、、、
今日の11時予報からニューフェースが登場☆

「夜のはじめ頃」ってのは、今まで「宵のうち」だったアレです。
午後6時から9時ってことですね。

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他にも「朝のうち」→「朝」
「午前3時頃まで」→「未明」など。。。

中身?は同じなのに、呼び方が変わるって…なんだかなれませんねぇ。

かつてボクシングジムの練習生だった山田くん(通称ゲロ道)が、
いつしか「ハンマー・ナオ」なんて強そうなリングネームになって現れたみたいな、、、
(※マンガ『はじめの一歩』参照)・・・なんだか不思議な感覚です。。。

ま、その為にも半年の準備期間があったわけですが、
とうとう「宵のうち」とサヨナラなんです・・・。なんだかさみしいですねぇ。

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コメント(7)

「宵のうち」は古語っぽくて子供には不明でしょうけど、
「夜のはじめ頃」なら誰にもわかってよいと思います。

「朝のうち」→「朝」は、同義語のうち簡潔な方に代わるからよい変更だと思います。

「午前3時頃まで」→「未明」は意味があいまいになってよくないです。
あらたに4時までも含めるようになったというのなら別ですが。
でも、そもそも4時前に日が昇ることってあるんですか?

>ボクシングジムの練習生だった山田くん(通称ゲロ道)が、いつしか
>「ハンマー・ナオ」なんて強そうなリングネームになって現れたみたいな、、、

ええっ!モッキーは『はじめの一歩』読んでんですか?え・ら・いっ!!
僕は千堂武士とヴォルグが好きです。一番尊敬できるのは鴨川会長。
宮田はもう出てこなくていいです(目をあけてしゃべれよと言いたい)。
一歩は宮田君のことなんか忘れてリカルド打倒へと直進するべきです。

ゲロ道?「ハンマー・ナオ」?聞き覚えのある名前だと思ったら…。みょ~に共感してしまったのでついコメントしてしまいました。元井さんに座布団いちま~い!
でも「宵のうち」が使われなくなるのは寂しいです。

こんばんは。きょうからそちらでは予報用語が変更になったとの由。今まで聞き慣れた用語とも「おさらば」になってしまったものも多々あろうかと思います。
そうでなくとも日本語には、ずいぶんと解釈がややこしい言語が多いような気がしますので、予報士の皆様も勉強にはいろいろとご苦労多いことと思います。
でも、どうかめげずに頑張っていただくことを、心よりお祈りしております。

さて4日の当地ですが、またも予想が見事にはずれちゃいました・・!!
朝06時時点で気温14.2℃という、この時期としては異例の高温、非常に生暖かい南風を伴った弱い驟雨が降り始めており、全天厚めの高層雲や層積雲に覆われていたため、予想通り荒れ模様になるかと思われました。その後Tn=13.9℃を記録したらしく、雲の様子に変化は見られませんでした。
ところが雨がまったく降らないまま11時頃には陽が射し始め、それから午後にかけてはどんどん晴れ間が広がってくる始末となったのです・・!
そして「雷」が予想されていた17時頃は、雲はやや多かったものの、見事な「秋晴れ」となってしまったのです。
なおTx=19.1℃でしたが、湿度が高かった分余計に蒸し暑く感じました。

今後週末から週明けにかけては、高気圧「Olga」(オルガ)に広く覆われるので、安定した秋晴れが続きそうです。

まぁそれにしても、ネットの地域予報にも自己流「観天望気」にも完全に見放されたのか裏切られたのか知りませんが、とにかく「情けない!」ものをひしひしと感じております。
こんな有様で日本のことに口出しするのは如何なもんかな? って気さえしてます。

そんな私なのですが、はるか南の台0715ですが、そちらの高層天気図の4日09時・21時とも、東シナ海に横たわる上層高気圧帯を切り裂くような形になってきました。
また台風そのものもかなり大型の規模になっていて、自力で上空の流れを変えてでも北上する気配すら感じられます。
ということは、やはり東シナ海を北上する公算が強くなってきていると感じられます。
ただ本州付近では偏西風帯の南下も顕著なようで、かなり強い西風がストレートに吹き抜ける形となっていますね。
つまり台風は東シナ海をほぼ真直ぐ北上しても、30N線に近づくころからかなり急角度に進路を東寄りに変え、本土沿岸すれすれを通過して行く可能性が強いように感じられます。
しかしたとえ上陸はしなくとも、広域にわたってかなりの大雨をもたらしそうな気配は濃厚と思われます。

現時点ではあくまでも「仮説」ですが、そのあたりまでも視野に入れておきたい、と思っております。
Spaichingen. Fr, 05.10.2007. 00:51Uhr.

Hallo, Mokkie! Guten Abend!
こんばんは。まずこちらの5日の様子からお伝えします。やはり早朝は層積雲が全天の7割程度覆って、生暖かい南風がやや強かったのですが、日中にかけては雲頂の低い雄大積雲が時々広がる程度、まずまずの「秋晴れ」となりました。現在までにTn=13.0℃、Tx=19.7℃でした。夕方からは低い層積雲が全天を覆って、一部が周囲の山にかかり始めているので、明日6日朝は濃霧になる可能性もありますが、日中にかけては今日と同様のまずまずの天気になりそうです(と見ています、が適切かも知れないのですが・・)。

さて、台0715はやはり「猛烈な」"Super Typhoon"に発達しました。ただ中心気圧のわりには最大風速が強すぎるような気がしますね・・。(それともその逆・・?!)
先ほどからCNNでも"Super Typhoon, Krosa"で情報が流され始めました。ただしMax=241km/h, 瞬間296km/hということですから、ハリケーンで言うとカテゴリー4の「very strong」に相当しますね。
向こう72時間の進路予想は日本の気象庁のとほぼ同じく、大陸東岸すれすれまで接近後東寄りに転向のパターンのようです。

でも私は、昨日にも述べましたように、これよりも若干東偏しそうに思っております。場合によっては「九州直撃」も考慮しておいた方が無難かも知れません。
本土に接近する頃どの程度の勢力を維持しているかは、東シナ海など進路にあたる海域の海水温に左右されそうですが、何しろ規模がハンパじゃなさそうで、私の過去の記憶では、79年10月中旬日本列島を縦断した「7920」も髣髴とさせそうです。
あの台風も沖縄の南に接近した時点で、ほとんど成層圏にまで到達するほどの「背の高い」台風で、当時「とにかく規模が大きいので、たとえ南へ反れたとしても、本土への直接的な影響は避けられそうに無い」と恐れられていた台風だったのです。

台0715は、日本時間6日0時過ぎから、沖縄レーダーの南縁に中心の眼が入り始めました。直径約60km程度と見られますが、中心付近の風はメチャクチャ凄そうで、過日0712の直撃を受けた八重山諸島はまたも暴風の猛威が心配されそうです。

私は予定の都合上、土曜日の6日も仕事に出なければならないのですが、可能な限り台風情報を入手することにしています。

台風リポーターにあこがれてこの道を選ばれたという美貴さん、今度の0715をはじめ盛りだくさんの台風について、様々な角度から数多くのことを学んでいただきたい、と望んでおります。
私は未だ経験というか勉強不足の部分が多いのですが、かつて7920がきっかけで本職を上回る「副業」ともいうべきこの道にハマってしまったのですから、これからもできるだけ多くの事柄を貴blogを通してお伝えできれば・・、と思っております。
Spaichingen. Fr, 05.10.2007. 23:47Uhr.

おっと、今までネットから離れてました(^_^:

果たして夜の9時がはじめにあたるのかどうか
微妙なところですねぁ~。
日によってはすでに出来上がってるころかもしれません (笑)

しかし、名前が変わると慣れないのは確かですね。
「観天モッキー」とか (笑)
つい、マップな日々といってしまいます。

『はじめの一歩』は。。。昔から好きでしたよね。
昔はなしたっけなぁ~??僕の好きな名言は『はじめの一歩』
の会長の言葉です。

「努力した者が全て報われるとは限らん
 しかし!
 成功した者は皆すべからく努力しておる!!」

美貴さん、こんばんは。こちらでは6日早朝はやはり霧がやや濃く、水平視程はおよそ300m程度でしたが、上空には三日月がかすんで見えました。その後は曇り空が続いたのですが、14時過ぎ頃より急速に晴天が広がり、夜にかけてほぼ快晴となりました。これまでのTn=10.5℃、Tx=17.7℃。現在外は星空がとてもきれいですので、この分ですと明日朝はかなり冷え込みがきつそう・・。ドイツ全土の明日は全域で晴れ、朝のうち所により霧、朝方は2~7℃で日中はほとんどの地域で20℃越えるとの予報となっています。

さて台0715“クローザ”ですが、予想外の展開となってしまいました。今日は仕事に出かけるため、ぎりぎりまでレーダーを見ていたのですが、与那国島がすっぽり眼下に入った後急に西に進路を変え、程なくして画面西縁の外へ出てしまいました。「おや・・!?」と思っていたのですが、午後帰宅してからやはり台湾北部東岸に上陸していたこと知りました。
しかしどうやら4000m級の山岳を越えられなかったようで、ループを描いて南→東へと転向して再び東岸部に出てから北上、という「異例?!」ともとれる動きとなったのでした。

私の過去の記憶では、90年(H2)8月19日朝、与那国島西端をかすめて北上した台9012がいきなり西に進路を変え、台北のすぐ南を通って後南西進、台湾西岸部で動きが非常に遅くなって後華南に上陸、ということがありました。(この時の中心示度950hPa前後・・)
ただそのときは真夏でしたが今回は10月ですから、この時期にこんな異常コースをとるというのは、やはり今年は「変」なのでしょうか・・?

先ほどからCNNでも0715のもようを伝え始めました。未だ具体的な被害の報告はありませんが、10mはあると思われる高波が押し寄せる海岸部や、暴風雨に見舞われている台北市内、それに大勢の人々が身を寄せている避難所の様子などが映し出されていました。

台湾では一部ですでに900mmを超える記録的豪雨となった所があるほか、今後台風が北上するにつれて吹き返しの西風により明日にかけ西岸部でも豪雨が続く恐れがあって、厳重な警戒が呼びかけられています。
なお進路予想は日本とほぼ同じく、あさってにかけて大陸東岸部を北上後、東寄りに進む形となっています。

このほかドイツのn-tvという局では、先日ヴェトナムを襲った14号(0714)の惨状をかなり大きく報道しています。
広い範囲で歴史的な豪雨となったようで、田畑や民家の多くが水浸し、道路や橋の損壊が相次ぎ、これまでに少なくとも死者が30人以上にのぼっているほか、なおおよそ2万人が避難生活をしているようです。
また倒壊家屋に閉じ込められたままの人たちもかなりいるようです。

それにしても、10月になっても台風がまだ8月頃と同じような経路をとるというのは、いったいどうなってるんでしょうかねェ・・?!
日本ではきょう富士山で初冠雪が観測されるなど、季節の歩みは順調なように聞きますが、なんだか先が思いやられそうな予感がしないでもない、みたいです・・。

引き続いて台風の様子をチェックして、またお伝えする予定でおります。
Spaichingen. Sa, 06.10.2007. 22:39Uhr.

こんばんは。当地は7日の日曜日、早朝は濃霧で水平視程100~150m程度でした。しかし09時をまわるころから急速に失せて、日中は積雲片がわずかに見られる程度の、抜けるような秋晴れとなりました。
これまでのTn=4.8℃、濃霧のため気温上昇も鈍く11時過ぎでも8.8℃、Tx=15.2℃と好天だったわりには低く、外は風はごく弱かったもののかなりヒンヤリ感じました。
紅葉はさらに進んでいるのですが、このところ落葉も目だってほぼ晩秋か初冬のおもむきになってきました。
明日以降も同じような天気が続きそうです。

さてそちらではあまり報道されていないかも知れないのですがヴェトナムの豪雨災害、さらに深刻なことになってきました。
CNNの情報ですが、すでに死者少なくとも55名以上にのぼっており、数万人が家を失ったりで、これまでで最悪の洪水と伝えられています。
これは台0714が去った後もなお南や南西から暖湿流や発達した雲の流入が続いているためで、明後日にかけてもさらにあちこちで大雨が続く恐れが強く、これ以上災害が拡大しないことを祈るばかりです。

一方台0715は、大陸沿岸に上陸して衰弱しそうですが、衛星画像を見るとなお雲渦がしっかりしていて、かなりコシの強い台風みたいです。
台湾では水浸しになった台北市内の様子や、山沿いでは土石流も発生して道路があちこちで寸断されているもようで、これまでに死者少なくとも2名と伝えられています。
しかしなお台風に吹き込む活発な雲が台湾にかかり続けていてすでに590mm超の豪雨になった所もあるので、さらなる豪雨災害が心配されています。
それから中国では、低地に住む人々などすでに100万人以上が安全な所に避難したと伝えられています。

そのCNN予報の広域降水予想モデルによると、台0715は弱まって低気圧になりそうですが、残骸はしっかり残って徐々に日本付近へ流れ込みそうで、火曜日には西日本でかなりの大雨が予想されていて、要注意と伝えられております。
“腐っても台(鯛)”といわれますが、台風から変わった低気圧や前線で予想外の豪雨になったケースは過去キリがないほどありますので、とくに西日本や日本海側の地域の皆様は、最新情報にご留意されることを望んでおります。
Spaichingen. So, 07.10.2007. 22:22Uhr.

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「観天望気(かんてんぼうき)」空を観察して天気を予測すること。ウェザーマップ気象予報士・元井美貴の周辺観察日記です。

元井美貴

元井の似顔絵
似顔絵 by のげいら
台風レポーターにあこがれて気象予報士に。その後、天気を楽しくわかりやすく伝えたいと「フラダンス天気予報」を考案。より多くの方に踊ってもらうため、日々研究を重ねている。

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