タンポポを見ると思い出す詩があります。
金子みすヾさんの『星とたんぽぽ』・・・
青いお空の底ふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまで沈んでる、
昼のお星は眼にみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
散ってすがれたたんぽぽの、
瓦のすきに、だァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根は眼にみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
・・・いいですねぇ。大好きです、みすヾワールド。
五感フル活用で自然を感じられる、キラキラした感受性を持ちたいものです。
それと最近知ったんですが、タンポポは綿毛になると
遠くに種を飛ばすために背を伸ばすんですって!!
がんばって背伸びをしてる綿毛さんを見つけました。
その頑張り屋さんっぷり、見習いたいデス。
それとそれと関東のタンポポの4割がクローン(読売新聞)という記事を読みました。
「クローンはカントウタンポポなどの在来種と外来種のセイヨウタンポポの雑種。」
ってことは・・・日本と西洋のハーフタンポポってこと??
背伸びをして綿毛でクローンを飛ばしているなんて。。。ほんとに頑張り屋ですよね。
「音に聞く鼓ヶ滝を打ち見れば川辺に咲きしたんぽぽの花」
たんぽぽは日本人にとって昔からなくてはならないものなんでしょうね(^-^)
たんぽぽの花は太陽のようで。。。見ていていつも不思議な感傷におそわれます。