旧暦8月15日の月を「名月」、曇りになると「無月(むげつ)」
雨が降ると「雨月(うげつ)」と言うそうですが…
日曜日はキレイな名月でしたね!
この時期は秋雨前線や台風の影響で曇りや雨の日が多いのですが、
中秋の名月を逃してしまってもチャンスはまだまだあります。
十五夜の次は「十六夜(いざよい)」の月、その後も「立待月(たちまちづき)」、
「居待月(いまちづき)」、「臥待月(ふしまちづき)」(もしくは寝待月)、
「更待月(ふけまちづき)」…と続くのです。
昔はだんだん遅くなる月の出を、首を長くして待っていたんですねぇ。
…という話を日曜日のラジオ(安住紳一郎アナの日曜天国)で話そうとしたら、
「いざよい…」と言いかけた所で「十六夜、立待月、居待月、寝待月ですよね。」
とサラリと言われしまいました。。あわわ、言わないでください〜(+_+;)
言うことがなくなって少々取り乱し「…昔の人は執念深くお月見をしてたんですね!」と
変なまとめ方をしてしまいました。
安住さんは文学部出身でいらっしゃるそうです。さすがです…。
いつか「1へぇ」もしくは「1ほぉ」を頂けるように、日々精進したいと思います。
そうそう、秋雨前線が秋の空気を連れて南下してきました。
上空には寒気が流れ込んで北日本の天気も安定しません。
今夜の「立待月」が見られるのは九州南部から沖縄だけになりそうですよ。
十五夜・十六夜・十七夜
...夢は夜ひらく...藤圭子(宇多田ヒカルの母)の歌かと思ったです(古っ!
全然読んだことないけど、古典の「十六夜日記」は十六夜の月とは全然関係なくて
作者の阿仏が旅立ったのが十六日だっただけという
お話。(ふーんそうなんだぁ)
なぜ「十六夜」を「いざよい」と読ませるんですか? 教えてください
調べてみたら...
古語に「いざよう」という動詞があって
「モタモタする、遅れる」という意味があります。
これが「いざよい」の語源。
漢字で十六夜と書くのは十五夜(満月)の次の
日の月ということで、この字を充てています。
満月は日没と同時に昇るけれど、十六夜(いざよい)は
暫く待たないと昇ってこないのでこの名前をつけたそうな。
へぇ~ そうなんだぁ。
↑うわぁ、そうなんですか。
知らなかった。ありがとうございます。
つまり、こういうことですね。
十五夜は、ジャストインタイムで上ってくる(ってぇか、これが基準)
十六夜は、「何もたもたしてんだよ」と思っているうちに上ってくる
十七夜は、それでも待ちぼうけで立ちつくした頃に上ってくる(立ち待ち月)
十八夜は、待ちつかれて座り込んだ頃に上ってくる(居待ち月)
十九夜は、へたり込んで寝っ転がっている頃に上ってくる(寝待ち月)
…
ちょうどこの時期に犬の散歩でふと月を見上げたら。。。
まん丸の月が綺麗で神秘的な気持ちになりました。
でも、どちらかというと月見団子のほうに目が(笑)