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台風と竜巻

昨日の夜、かなしばりにあいました・・・。
台風による疲れでしょうか。。。

台風13号は昨日の午後6時すぎ、長崎県佐世保市付近に上陸しました。
実は私、長崎生まれなんですよね。それも佐世保のすぐ近く。

いわゆる里帰り出産なのでその後はずっと東京に住んでいますが、
長崎、九州にはやっぱり思い入れがあります。
有明海でムツゴロウつかまえたこともありますし。

今年上陸した台風は2つ。その両方が九州を直撃しています。
そして今回、台風の中心からは離れた宮崎県延岡で竜巻が発生しました。

たつのすけ2.jpg

写真は竜巻発生装置『たつのすけ』
気象庁1階フロアの「気象科学館」にあったものです。

今日のニュースでご覧になった方も多いと思いますが、、、
竜巻とは主に積乱雲の底から垂れ下がるじょうご状または柱状の渦巻き。

竜が天に昇る様子を想像させるので「竜巻」と言う名前が付いたそうです。

今回のものは台風に伴って発生した「暖気竜巻」
寒冷前線に伴う「寒気竜巻」もありますが、
日本では9月がいちばん発生数が多い竜巻シーズンとなります。

台風は今後、ゆっくりとしたペースで北海道に進む見込みです。
北日本では急に強まる風にご注意ください。

ちなみに、、、
『たつのすけ』には兄弟がいるようです。(石垣島地方気象台HPより)

2001年、石垣島気象台で気象実験装置が誕生
 長男ポタリくん(雨滴実験装置)
 次男スーパーツイスター号(竜巻発生装置)
 三男どろりん丸(液状化実験装置)

2002年には四男ポタリくん2号(雨滴実験装置)
 五男たつのすけ(竜巻発生装置)
 六男どろりん丸2号(液状化実験装置)が誕生

「これだけ子宝に恵まれると家計を圧迫するという事情から
四男〜六男は東京の気象庁に奉公に出されました。」(気象実験装置製作者から一言)とのことです。

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読書の秋ということでもあり、今日のトピックに関連する本を1冊御紹介しておきましょう。

  『台風の島に生きる―石垣島の先覚者・岩崎卓爾の生涯―』 谷真介 (偕成社文庫)

八重山地方では「テンブンヤーヌ・ウシュマイ(測候所の御主人)」として広く親しまれ、学術的にも南島研究の先駆者として高く評されている気象/昆虫/民俗学者の岩崎卓爾氏の一生を描いた伝記です。

奥付に「中学生以上向け」と小さく銘打たれている通りとても易しく書かれた児童書なのですが、驚く程読み応えのある内容となっています。秋の夜長にじっくり楽しむに適した良書だと思いますので、宜しかったらお試し下さい。

こんにちは、今日になって9/17の台風の気持ちに元井さんが
インタビュアーだったのに気付きました。
顔のイラストをはじめて見ました。他の人と違って手書の感じがいいですね。
今度の14号の名前はヤギですが。以前マンガで「ヤギ大暴れれ」のネタがありましたが本州上陸は無さそうなのでよかったです。
最前列のサポーターがウェーブしない事を願ってます。

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「観天望気(かんてんぼうき)」空を観察して天気を予測すること。ウェザーマップ気象予報士・元井美貴の周辺観察日記です。

元井美貴

元井の似顔絵
似顔絵 by のげいら
台風レポーターにあこがれて気象予報士に。その後、天気を楽しくわかりやすく伝えたいと「フラダンス天気予報」を考案。より多くの方に踊ってもらうため、日々研究を重ねている。

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