きょうの「ところにより」: 伝えたい農業のこと

2009年7月31日

こんにちは！知念有美です。

きょうで７月も終わりです。
不順な天候が続き、各地で低温や日照不足となっています。
野菜の価格が高騰しているというニュースもありますね。

また、稲作では（品種や栽培場所によって異なりますが）
穂が出る前の段階に入っているところが多く、
この時期の低温や日照不足は、
収量が減ってしまう要因になってしまいます。

私は大学の研究で、２年間実際にイネの栽培をしました。
２００３年と２００４年。
つまり、冷夏と台風上陸多数の年！
思うようにうまく育たず、研究に支障が出ることもありました。

研究のチャンスは１年に１回。
天気に左右されながら行われる農学の研究は、
１年や２年では成果が得られません。

そういった中で、寒さに強い品種や、
ここ数年では高温障害に強い品種が生み出されているのです。

ところで、最近、
自給率向上など、農業がアツイです！！

自給率アップのため、一つのカギとなるのは、
日本人の食生活に欠かせない大豆です。
大豆の自給率はわずか５％程度。

同じ研究室仲間がテーマとしていた
『大豆の自給率向上のための研究』が、
いよいよ注目されはじめているのかもしれません。

農業に興味を持つ若者も増えているとのことですが、
私も久しぶりに土に触りたいなぁと思う今日この頃です。

私は大学で勉強しただけなので、
知らないことの方がほとんどです。

今、気象の仕事をしている中で、
もっともっと農業について知りたいと感じています。

では、また。

by 知念有美 : 2009年7月31日