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2007年6月26日

心はすでにEU諸国

液状化酸素(?)入り「エアーウォーター」を顔にスプレー、
潤った気分のまま宮殿を出たら、外は霧雨ミスト状態&傘持たず。
結局、同じこと!?蔵前シェールよ。

今年の梅雨は、地域によって雨の降り方にバラつきが大きいわね。
九州南部はたびたび大雨に見舞われているのに、
もっと降って欲しい肝心の四国などは控えめな降り方・・。

最近のヨーロッパも、けっこう地域差が大きいのよ。
ここんとこ南部や東部で猛暑、中部から北部は雨が降り過ぎなのよ。

イタリアのシチリア島パレルモでは、25日の最高気温が42℃超え!
その一方、イギリスのヨークシャー地方からは洪水被害のニュース。

欧州の天気を左右しているのは、
聞いたことあると思うけど「上空の寒冷渦」よ。

寒冷渦の特徴は、周辺(特に渦の南東側)で大気の状態が不安定になり、
雷雨が頻発しやすくなるのよね。

渦そのものの動きが遅かったり、
グルグル回転しながら次の寒気とバトンタッチしたりするから、
ホント似たような天気が何日も続いてしまうのよ。

つまり晴れて暑い所(渦の外部・いわゆる高気圧)、
大雨危険性の高い所(渦の中心、あるいは近傍)がフィックス状態になりやすいわけ。

どのエリアに入るのかは、その時々によるけど、
こうして同じ天候が長く続いた場合に「異常気象」って騒がれるのよね。

ってアラま!ちょっと予報士らしいこと言い過ぎたかしら?
みなさーん、ついて来てくださってるー?

でも、この先の流れを見ると・・6月30日あたりに、
ドイツの天気もやーっと安定してきそうなの(英国は不安要素が残る)。
奇しくも、アタシが現地を訪問する初日に重なるのよ!!キャーッ。
070626cher1.jpg
写真は先週土曜、東京は上野の上空。
太陽が沈みかけていて、地平線付近から照らすカタチに。

よく見て!高積雲の影が、さらに上空に広がる巻雲に映ってるでしょ。
こういう雲って、比較的タイミングが良くないと拝めないのよね。

向こう(ドイツ)でも、広い空を見つめる日が続くと思うわ。
1週間もしたら戻ってくるけど(笑)。ごめん浅瀬ーっ!!

ということで、次回の登場は7月10日になるわ。
そのときまで、アタシの無事を祈っててちょうだい!!
蔵前シェールでした。

by 蔵前シェール : 2007年6月26日