きょうの「ところにより」: 何色？

2006年10月14日

こんにちは。
川端彩香です。

先日、出かけた先で虹を見ました☆
携帯のカメラでもこんなにハッキリ写るなんて…！
ダメもとで撮ってみたんですが、思った以上にキレイに写ったので載せてみました。

ところで、虹の色をご存知ですか？
七色に決まってるじゃないかー。
「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」でしょう！！

日本ではこの七色が“常識”ですが、地域・民族・時代によって、それはバラバラなんですよ。
なので、必ずしも「七色」とは限らないのです。

例えば…
英語圏では、「藍」をのぞいた六色で表現する所が多いと言われているようです。
メキシコの原住民族は、「黒・白・赤・黄・青」の五色で表現するとか…。
ニューギニアやコンゴなどの言語では、色を表す言葉自体が「黒」「白」「赤」程度しかないために、
虹も二～三色ということになったりもするそうです。

日本でも、古代では色の識別が曖昧で、虹は「五色」とされていたみたいですよ。
「赤」は火や太陽の色、「白」は夜が白ける色、「黒」は日暮れの暗い色…のように
明暗の差で色を認識していたようです。
色がハッキリと認識されるようになったのは、5世紀頃からだそうです。

もしかしたら、日本でも「虹＝五色」が常識となっていたかもしれないんですね…。
それにしても、同じ色を見ているのに、その環境や言語・文化の違い等によって認識の仕方が違うのは、
ちょっと不思議な感じがしますねぇ…

では、また来週。

by 川端彩香 : 2006年10月14日