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2008年9月29日
夏休み・旅日記(後)
こんにちは。川端彩香です。
先日の続き、ペルー旅日記・後半です。
クスコでは観光ができなかったものの、
「明日は、少し低い所に行くから大丈夫だよ。」と慰められ、気を取り直して...。
そうです!翌日は、マチュピチュ♪♪♪
標高は約2,300mと、クスコよりも1,000m以上も低いのです!!
当日は相変わらずの早朝出発で、バス&高原列車に揺られ、いざ、マチュピチュへ。
あぁ...。酸素があるって素晴らしい!!!
昨日の具合の悪さはウソのよう。すっかり元気になりました。
そして、マチュピチュ遺跡へ~。
この旅で、私がイチバン楽しみにしていた所デス。
中に入って、まず山道を登り、「見晴らし台」と呼ばれる場所へ。
眼下に広がる光景は、まさにガイドブックでよく見る、あの...
これぞマチュピチュ!!!
なんだか、とっても不思議な感じがしました。
角度を変えつつ、しつこいくらいに写真を撮り、段を上って眺め、また下がって眺め...。
そんな中、撮影部隊発見!
ガイドさんによると、インド映画を撮っているらしい...。
マチュピチュとは何の関係もありませんが、ものめずらしさもあって、思わずパシャリ。
(撮影部隊&セクスィ~な女優さんたち)
上から全体を堪能した後、今度は遺跡の中を見学しました。
時間がたっぷりあったので、かなり満喫できました♪♪♪
そして、また高原列車&バスに乗り、空気の薄い所へと戻りました(>_<)
あぁ、ツライ...(再びクスコ泊)
その翌日も、やっぱり早朝出発で、ペルー内を大移動。
バスに乗り、約400km南下するのです。
この旅での最高地点である、ラ・ラヤ峠を越えて、チチカカ湖畔の町「プーノ」へ向かいます。
そのラ・ラヤ峠、4,335mあるのです。大丈夫かしら...。
とりあえず、峠のてっぺんに着いて、バスを降りて、記念撮影。
歩くだけで、クラックラします。
おそるおそる、ソロソロ...と歩かないと、また倒れそう。。。
そんなこんなで、無事に?プーノへ到着☆
プーノは標高3,800m。
やっぱり、常に、めまい&吐き気とお友達...。
でも、身体って慣れるものですね。初日のように、ぶっ倒れはしませんでした。
そして、ここまでは、まぁ、それなりに順調に?旅を進めてきたわけですが。
旅も残すところ、あと二日、添乗員さんが沈痛な面持ちで、告げました。
「ハリケーンが、ヒューストンを直撃するとのことで、空港が閉鎖になりました。
フライトキャンセルになり、リマから飛行機が飛びません...。」
成田→ヒューストン→リマ、とペルーまで来たので、帰りは、その逆で帰るわけであって...。
ハリケーンIKE!!!
その存在は旅行前から存じておりましたが、旅行中はネットやテレビから情報を得ることが出来ず...。
気づけば、直撃ですか...。
航空会社の振替や、他の経由地を使ってのフライトなど、添乗員さんがいろいろ当たってくれたものの、
結局うまくいかず、キャンセル待ちで、なんと予定日の3日後にならないと、飛行機に乗れないというのです...。
え゛え゛え゛~~~~~~。
上司に連絡し、必死に状況を説明(日本時間は深夜~明け方だったので、とりあえず、分かった時点でメールにしました...。)
...ご迷惑をおかけして、すみません...。。。
(9月13日未明にヒューストンに上陸したハリケーンIKEの影響により、ヒューストン空港は、結局12日~14日まで閉鎖。
本来ならば13日の飛行機で帰国予定でしたが、結局16日の飛行機で帰ってくることになりました。)
しかし。
ここでジタバタしても仕方ないですから。
旅行は楽しみました。
チチカカ湖へ。
相変わらずのめまいと吐き気ですが、空の青さと湖の青さに感激!
風がとっても気持ちよかったデス☆
舟に乗り、「トトラ」という「葦」で出来た浮き島を訪問。
小学校などを見学しました。
そして、(本来の)最終日は、「ナスカの地上絵」!
セスナ機に乗り、遊覧飛行です~。
右に左に、旋回するセスナ機にオエッとなりつつ、必死に窓から地上絵を...。
(右側の人も、左側の人も、地上絵が見られるようにと、パイロットさんがサービスで、思いっきり旋回してくれるのですが...。
最後のほうは、ヒィィ~...となってました。。。)
写真は、うまく撮れませんでした。
年々、地上絵は薄くなっているそうです...。
(なんだ、コレ??)
(ということで、イメージ図。こんな風に、いろんな絵が、描いてあるのです。)
無事に全行程を終えた私たちは、本来ならば、再びリマへ戻り、
飛行機に乗って、ヒューストン→成田へ...。
しかし、リマに、3日間延泊。
ハリケーンの場合、天災ということで、保険の対象にならないそうで、宿泊費もすべて実費です...。
あぁ。
そして、最後にもう一つ。
ペルーって、と~~っっっても、乾燥してます。
あまりの乾燥に、鼻と喉の奥が切れた私は、鼻をかむたびに出血し、セキをするたびに吐血し、散々な目にあいました。
マスク...忘れちゃったんですよねぇ...。とほほ。
というわけで、
1、飛行機の中の徘徊老人
2、高山病
3、ハリケーンで帰国できず
4、乾燥で血まみれ
と、巡った世界遺産の数と同じだけ、四つの珍しい体験をしまして、無事に帰国いたしました。
こんなにいろんなコトがてんこ盛りの旅は、初めてでした。
貴重な経験になりましたとさ。
ちゃんちゃん♪
by 川端彩香 : 2008年9月29日